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YST対策:ページ検索の"謎" 〜YST対策についての疑問を整理してみました〜
1 YSTの基本アルゴリズムはInktomi+HITS?
2 YSTはページ内要因を重視する?
3 ページキャッシュの"謎"(1)
4 ページキャッシュの"謎"(2)
5 リンクポピュラリティは重視されない?
6 Yahoo!にリンクを張ると効果がある?
7 過剰な相対リンク/被リンクはスパム?
8 Update Tim〜インデックス変動の"謎"
9 Update Tim〜新たなアルゴリズムへの布石?
10 Update Tim〜「基本に立ち返れ!」ってこと?

YSTの場合でも、被リンク数を増やすことはSEO対策としてプラスの効果があり、更には対リンク数を増やすことも効果がある可能性のあることを説明しましたが、これが単純にはいかないのがYSTのやらしいところです。

逆に、ある程度纏まった数(10件程度以上)の相互リンクを行うと、被リンク数の増加に伴って、反って検索順位が低下するような現象すら起こっています。
多分、同じ現象だと思いますが、"一括登録"で掲示板や検索エンジンサイトへの登録を多量に行った結果、トップページが"死んでしまった"サイトもあるようです。

皆さんはどうでしょうか? 相互リンクを増やした結果、順位が下がるようなことはありませんか?
検索用のデータセンターの違いによる変動もあるかとは思いますが、何らかの条件に該当する対リンク、被リンク、あるいは相互リンクが減点効果を引き起こしている可能性がありそうなのです。

そうだとすれば、この原因は何なのでしょう?
Yahoo!のインデックスクローラーヘルプ検索エンジンスパムとして「過度な相互リンクを行い、サイトの認知度を不自然に上昇させているページ」と云うのがありますが、これによる"過剰SEOペナルティ"なのでしょうか?

"過度"がどの程度か解りませんが、トップページから150以上も外部リンクを張ったページ(当然相互リンクかと)でも上位に表示(Googleでは圏外)されているので、単純にリンク/被リンクの数だけの問題ではなさそうです。
一説にド「メイン単位で×××以上の相互リンクをすると危ない」との噂もありますが、その出所はどうもインデックスクローラーヘルプのこの記述のようで、信憑性には欠けています。

"一括登録"の現象も同じとしたら、"自動登録リンク"やY○○○サーチ系などのツールを使ったページからの被リンクが真っ先に疑わしくなって来ますが、果たしてそうなのでしょうか?
確かに現象的にはそのようにも見えますし、見ようによってはSEO対策を意識した不自然なリンクでしょうから、”過剰SEOペナルティ”を受けてもおかしくはないですが、全然腑に落ちません。

もし"自動登録リンク"などをスパムと見なすのであれば、これを設置しているサイトと、このサイトにリンクを張っているページ(またはサイト)にペナルティを科すのが合理的です。
つまり、相互リンクの場合にはペナルティを受ける可能性がありますが、"一括登録"などによって被リンクを増やすだけでペナルティを受けるようなことは無いはずです。

"リンクした"場合にペナルティになるのなら解りますが、"リンクされた"側がペナルティを受けるとなるとこれを悪用して競合サイトを蹴落とすことが出来ることになります。
そのような処理を組み込むことはリンクポピュラリティについての基本的な考え方を覆す全く馬鹿げた行為ですから、流石にそんなことはしないと信じています。

と云う訳で、ここからは全くの"憶測"ですが、この現象は"動的なページ"からのリンクを評価する際の"バグ"なのではないかと思っています。
ここで云う"動的なページ"とは、単にCGIなどを指すのではなく、ページ内に記載された内容が頻繁に更新されるページのことで、Html形式の掲示板などもこれに該当します。

この現象(被リンク数増、順位ダウン)が起こった時に新たに加わったリンク元のページを調べて見ると、ページの内容が更新されてしまって、通常ならあるはずの被リンクページへのリンクが既に無くなっているものが見つかると思います。
ごく普通のページもありますが、書込みの多い掲示板や検索エンジンサイトによくある新着サイトの紹介のページなどが多いですよね?
また、Y○○○サーチ系の場合、新しいリンクをリンク集の一番前に割り込ませて行くため、登録済みのリンクがトコロテン式にページから溢れて次のページに移る時にもこの現象が起こります。

こんな状態のページに対して、リンク評価を再計算する処理で過剰な引き算が行われるとしたら何となくツジツマが合うような気がするのです。
つまり、リンク元と認識して加点評価していたページのリンクが無いわけですから、この分を減算することになるかと思いますが、この処理に何らかの"バグ"があるのではないかと云うことです。

"バグ"とすればあまりにも初歩的な間違いですが、YSTが複数のアルゴリズムを"接ぎ木"して作られているとするとその可能性は大いにあります。
一応、キャシュの内容と被リンク数とは整合性がとれているようなので、尻尾を捕らえきれてはいませんが、キャッシュの怪しげな現象([ページキャッシュの"謎"]参照)とも関連しているのかも知れません。

この仮説が正しいとすれば、不整合が起きているリンク元のページがクロールされて抹消されれば検索順位が回復するかも知れません。 但し、リンク元がキャッシュ更新の遅いページの場合には、この不整合が解消されるまでに2〜3ヶ月以上は掛ると思います。

この辺がハッキリしないと、アクセスアップ対策として行っている相互リンクや自動登録リンクへの書込みが、反って足を引っ張ることにもなりかねません。(そう思わすのが狙い?)
ジュチもいろいろ実験しながらデータを集めていますが、解明にはまだまだ時間が掛かりそうです。

(2005.2.22 追記)
トップページの更新をストップし、順位変動があった時にlink:の特別構文検索でリンク元をリストアップして不整合が発生しているページの数を調べました。
データ数が少ないので断定は出来ませんが、約1ヶ月間調べた結果では、不整合が起きているページの数が増えると検索順位がダウンし、減ると検索順位がアップしています。(仮説を裏付ける現象です)