Yahoo!がInktomiを買収したことや、検索結果がInktomiを使っているMSNやFreshEYEと似ていることから、
YSTの基本アルゴリズムはInktomiをベースにしたものだと云われています。
これに異論がある訳ではありませんが、SEO対策として考える場合には、「
Inktomiのアルゴリズムに、リンク構造を評価するための手段としてHITS(Hyperlink-Induced Topic Search)のスコアリングを付加したもの」として捉えたほうが良いのではないでしょうか?
HITSとは、特定トピック(キーワード)に関するページ集合(オーソリティとハブで構成されるWebコミユニティ)を抽出して評価するスコアリングアルゴリズムで、やはりYSTに採用されていると云われているものです。
HITSでは、リンク/被リンクの関係をハブとオーソリティとにわけ、「
良いオーソリティは、複数の良質なハブによってリンクされ、良いハブは複数の良質なオーソリティにリンクを張っているもの」として評価します。
(優良な)ハブからのバックリンクと(優良な)オーソリティへのリンクでないと評価されないため、Googleの
PageRankのように、単に(優良なページからの)バックリンクを増やせば良いと云う訳にはいきません。
つまり、
Yahoo!ディレクトリと云う優良なハブを持つYahoo!にとっては、極めて都合の良いアルゴリズムなので、これも噂どおり実装されている可能性が高いと考えています。
ただ、このアルゴリズムでは、"再帰計算"によってハブとオーソリティの評価を行うため、対象となるWebコミュニティが大きくなるとマトリックス的に計算時間が増加します。 それもキーワード毎に評価するとなると膨大な計算量に・・・
なので、本当に実用化されているかどうかについては、まだまだ疑問視しはしています。
こんなあやふや状態ではあるのですが、SEO対策を考えるうえでは、何かを仮定して推測を繰り返すしかないので、基本アルゴリズムが何なのかが一番気になっています。
今のところ、「
YSTの基本アルゴリズムは Inktomi+HITS」を覆すような情報がないので、YSTでの検索結果は、Inktomiをベースとした評価アルゴリズムと、HITSをベースとした評価アルゴリズムとがそれぞれ独立に処理され、両方を加味して表示順位が決定されるものと"推測"しています。
検索結果がInktomiと似ているのは、基本となるクローリング、インデキシング、データベースなどがInktomiであり、その情報に基くHITSでの評価にものすごく時間が掛かっている(2〜4ヶ月毎?)ためではないでしょうか?
※HITSでの評価点は、GoogleにおけるPageRankのように"補完的"なもの
もしこの"推測"が正しいとすれば、YST対策の基本は次のようになります。
1.Inktomiを前提としたページ内要因対策
・・・キーワードの数・出現頻度、Metaタグ内の記述などがポイント。 スパムには厳しい(らしい)
2.狙うキーワードを含む外部ドメインへのリンク/被リンク
・・・内部リンクはおそらく評価されない。(後述) キーワードに関係の無い外部ドメインからのリンクも同じ。
3.著名なディレクトリ型検索エンジン(優良ハブ)への登録
・・・う〜うっ。 お金を払ってでもYahoo!に登録しろと云うことですね。